55年体制の亡霊、官僚統治と天下りと親方日の丸と

55年体制とは、1955年自由民主党が誕生し、これに日本社会党が援護射撃して、長期政権与党と万年野党という構造で日本が腐っていった起源のことである。

政治側のなれ合いと、経済側における資本と労働というこれまたなれ合いが照応し、日本の安定的な発展と変化に対する脆弱性が刷り込まれる。

さらに、役人の世界でも、上は省益私益を貪り、下は親方日の丸と揶揄されるグータラで無能な給料ドロボーを排出することにもなる。

究極は、こういった政治家や官僚や役人を存続させてしまった国民性の低さの問題なのだろう。つまり大衆が悪いのである。

逆に、あまり政治に頼らず、許認可にも無縁な業界は、戦後から一貫して伸びており、世界進出などもめざましい。

日本は、政官以外、大衆以外、ごく一部の努力家や天才が活躍しているのである。

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